大山のぶ代の介護を隠さず語った砂川啓介(夫)の思いとは? [芸能]
認知症で闘病中の女優、大山のぶ代さん(82)
の闘病を支える夫で俳優、砂川啓介(78)が介護の生々しく壮絶な現実を、
23日発売予定の著書
『娘になった妻、のぶ代へ~大山のぶ代「認知症」介護日記~』
(双葉社、1300円+税)で激白した。
企画した双葉社の渡辺拓滋編集局部長は「発売前から書店の注文が殺到し、
初版は介護本では異例の4万5千部。認知症で困っている家族のために
“介護とは何か”“夫婦とは何か”を考えるきっかけになれば」と話した。
大山のぶ代は2008年に脳梗塞で倒れた。体は元気だが妻が何を言っているのか分からない。
左の前頭葉が詰まって記憶がなくなっているようだけど、僕のことは分かった。
僕の知っている認知症の症状と脳梗塞の後遺症が似ていると思ったので、
今考えると妻はその頃から認知症になり始めていたのかもしれませんね。っと砂川
この本には 2012年秋に大山さんがアルツハイマー型認知症と診断されてから、
砂川が記録し続けている2700日に及ぶ介護日記をもとに、
“老老介護”の壮絶な現実が書かれている。
大山さんは、砂川やマネジャー等ごく親しい人しかに分からなくなるほど
認知症が進んでいる。
衝撃は「ほら、『ドラえもん』やってるよ-。
僕がこう声をかけても、カミさんの反応はほとんどない」(本文より)っと、
大山さんが「ドラえもん」の声をやっていたことも分からなくなっているそうです。
さらにこれまで明かされていなかった“徘徊”“失禁”“幻覚”など、
大山さんの認知症の生々しさも、、、。
「便は床にこびりついて上手に取れない…。
ついに、カミさんに大人用紙オムツをはいてもらうことにした。
当初、彼女は嫌がって、オムツを脱いでしまうことが多かった…」(本文より)
終わりが見えない介護は、砂川に死を思わせることもあったという。
「いっそ、このまま、ペコ(大山さん)を道連れに死んでしまったほうが、
ラクなのかもしれない…」(本文より)
それでもここまで歩んで来れたのは、理由があったのです。
以前2人の子供を亡くし、子供の産めない体になってしまった大山さんでした。
それ以来、40年間、2人はセックスレスの関係だったが、
介護を通じて再び夫婦の絆を取り戻していったのだ。
セックスレスの原因は子供が死産、未熟児で生まれるも3ヶ月で死亡と、
大山(愛煙家だったそうで)にとってはショックが大きかった様子で、
それ以来子供を作ることが恐怖になったと大山の自伝で明かしています。
なので、砂川は、大山さんの認知症が改善するんだと“奇跡”を信じている。
例えばトマトに含まれるリコピンに記憶力の低下を防ぐ効果があると聞くと、
オリジナルのトマトシチューを考えて食べさせるなど献身的に介護を続けている。
本書を執筆した理由について、砂川は「僕たち夫婦が二人きりで歩いてきた半世紀。
その軌跡を残しておきたくて、筆を執った。たとえ彼女が、
僕のことを忘れてしまっても、夫婦で過ごした日々が永久に残るように」
と深い思いを打ち明けた。
10月23日にはTBS系(午後9時)の
「中居正広の金曜日のスマたちへ」に砂川が出演して、介護の状況を語る。
26日には都内で記者会見も予定されている。
出典:夕刊フジ 10月20日(火)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151020-00000019-ykf-ent
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